涼宮ハルヒの憤慨

長門のアップが表紙の第八巻。内容は中編二本。時間は三学期へと移り(三学期という言葉自体がすでに懐かしいと感じてしまうのは私が年をとったせいか)、キョンたちも一年生を終えようとしている。その総括っぽいことを含んでいるのが後半の話。詳しい内容は省くが、ハルヒの成長(?)が窺えるなかなか感慨深い一編だと思う。前半の「編集長★一直線!」はそのタイトルと裏表紙のあらすじから分かるとおりSOS団vs生徒会の話である。団員たちがそれぞれ描いた小説もあるので色々深読みしてみるのもいいだろう。
今巻でおそらく一年が終わるだろう……と思ったが雛祭りと春休みで一編ずつくらいは残されてるかもしれない。次の年度になってもクラス替えに花見に端午の節句、各行事のリベンジに修学旅行、色々読んでいきたいものである。読了。