『Pumpkin Scissors (5)』 岩永亮太郎 (講談社)

戦災復興に奮闘する陸情三課(通称パンプキンシザーズ)の活躍を描いた作品。この作品はキャラクターがかなり魅力的。良くも悪くもまっすぐな貴族の少尉も、優しさと苛烈さが隣り合う伍長もその他諸々の登場人物もいい味出してます。ところで主人公は少尉と伍長どっちですかね……。
そして五巻。前巻から十ヶ月ぶりの新刊で所々忘れかけてるところもありましたが前巻から続いている舞踏会編のラスト一話、番外編その一、番外編その二(前編)の三話構成。まだ次巻に続くかっ。しかしその続きは昨日発売のマガジンGREATに載ってるとの事。とは言えこのためだけに買うのも……うーん。
番外編は新キャラサブキャラが中心の話、というか少尉も伍長も陸情三課すらほとんど絡まない話なので少し物足りないというか何というか。悪くはないんですけど。ただレオニールと姫君の二面性というか不安定さは見ていて不自然というかこれはどうかと思ったが、それでこその不安定と思っておく。
ここ最近のお気に入りキャラはエリス(少尉の下姉)。可愛いです。人妻ですが。
次巻も期待。

Pumpkin Scissors(5) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(5) (KCデラックス)