塩の街 有川浩 (メディアワークス)

ラノベからのハードカバー化ということで少し前に一部で話題になった本作ですが今更ながら読んでみました。ちなみにハードカバー版。
この本の著者は最近アニメ化された図書館戦争の人のデビュー作ということですが非常に面白かったです。謎の奇病により社会が崩壊しかけた(むしろ既に崩壊している?)世の中での恋愛物語なんですが、悲壮な世界観ながらもそれだけでは終わらず、希望の乏しい世界でありながら一生懸命幸せになろうとしている人々のさまにグッと来ました。
これはオススメ。電車の中で読んで危うく乗り過ごしそうになったり。丁度良いことに先日父から図書カードをもらったので三部作の他の作品もそのうち買いに行こう。